すでに恋は始まっていた
「わかった。確か1日は泉の誕生日だったよね?」


(去年も同じくらいにお祝いしたはず…)


私は泉のプレゼントを頭に浮かべる。


「え!そうなの⁉︎」


ずっとお菓子を食べ続けていた葉月の手が一瞬止まった。


《私も同じ日だ!》


「うん!」


「え!葉月も同じ日なの⁉︎」


一瞬びっくりした顔をして、納得したように顔を戻した。


「う…うん。また読まれた〜」


(葉月の反応おもしろ〜い)


「じゃあ誕生日パーティーしなきゃね!」


(またパーティー…)

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