すでに恋は始まっていた
「何で迷ってるんだ?」


しばらくお店を見て回ってた疾斗だけど、つまらなくなったのか私の所に来た。


「えっとね、このイヤリングなんだけど色がいろいろあって…2人のは決まったんだけど私のが決まらないの」


「2人はどの色なんだ?」


私は手に持っていた2つのイヤリングを見せた。


「これ!泉が水色で葉月が黄緑。シュシュとおそろいにしたの。そうだ!疾斗選んでくれない?」


「俺⁉︎俺でいいのか⁉︎」


予想外の言葉に疾斗の目が見開いた。


「うん!だってさっきのネックレスもすごくセンス良かったもん!」

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