すでに恋は始まっていた
「遅れてすみません!レトワール1位の夢咲 日菜華です!」


慌ててステージへ続く階段を駆け上がる。


「日菜⁉︎」


予想通り疾斗だけが驚いている。


「あ〜疾斗〜…」


私は苦笑いを返す。


「日菜…なんで…」


「え〜私がもう1人のレトワール1位だから〜?」


(は…はは…どーしよ。気まずい…)

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