すでに恋は始まっていた
私が夢の世界に行っていた時…。


コンコンッ


ガチャ…


その音で私は目を覚ました。


私の横に座って見守ってくれていた疾斗が目に入る。


「ん…疾斗?あ、私寝ちゃったのか…」


「おはよう。随分寝てたぞ」


そう言って疾斗はドアの方に目をやった。


(あ…そういえば誰か来たんだっけ?)


私もつられてドアの方を見る。


そこにいたのは…

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