すでに恋は始まっていた
「日菜…長いってば…」


《いつものことだけど…》


「あ、ごめん!」


またカーネーション君の話をしていて泉をくたくたにしちゃった。


だって口が「まだ話したい!」って言って止まらないんだもん!


葉月は委員会の仕事で今はいないから、泉にカーネーション君の話を聞かせていたの!


毎回のことで泉もうんざりしてるはずなのに、いつもいつも聞いてくれるのは泉の心が優しいから。

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