すでに恋は始まっていた
やっと学園に着いた。


私の家から学園までは1時間くらい。


まず出迎えてくれたのは大きな門。


そしてその門をくぐると花や木で飾られていて、噴水なんかまであった。


(有名な学園だし、お金かけてるとは思っていたけど…ここまでとは…)


周りには私と同じ真新しい制服を着た1年生がたくさん!


その中で私は1人の女の子を見つけた。


「泉〜!」


「日菜〜!」


私はお母さんのもとを離れて駆け出す。


「見た⁉︎」


「見た!」


「「いぇーい!」」


私達はハイタッチをした。


私達が言っているのは、クラス分けの掲示板。


以心伝心だね!


泉とは小学校からの親友で、ここステラ学園の理事長の娘。


ステラっていうのはイタリア語で星ってこと。


なんでもこの学園を建てる時にイタリア人の人がお金を出してくれたんだって〜。


「同じクラスだね!」


「今年もよろしくね!」

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