友達になるということ
響かない告白




〈可愛く笑顔で~、いくよ!3、2、1……〉


――パシャッ!


白くて明るい部屋に、さらに明るいフラッシュが画面の上のカメラからたかれる。


〈撮影終了!落書きコーナーは撮影ブースを出て、左側だよ!〉


騒がしいBGMと共に、機械がご丁寧に案内してくれたので、あたしとスミレと芹香は揃って“撮影ブース”を出た。


「プリクラなんて久しぶりに撮ったな……」


そう、今は放課後。
あたし達は学校帰りに、3人でプリクラを撮りに来ていた。


しみじみと言うあたしとは対照的に、大きな目をキラキラと輝かせるスミレ。


「私は初めて撮ったよ!! カメラなしでこんなふうに可愛く写真が撮れるなんて感激だよ!!」


「ええっ、スミレ初めてなの!?」


もうすでに落書き用のペンを片手に持つ芹香は、スミレの言葉に驚いている。



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