琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
なんなの皆して!!
そういう事は知っていても言わない聞かない、が常識じゃないの!?
デリカシーがなさすぎるわ!!

「まあまあ、そんなに怒らないでくれ、フィオナ嬢。嬉しいんだ、君がリューイの気持ちを受け入れてくれたことが。今まで何かと寂しい思いをしてきたからね。君の手で幸せにしてほしい」

「アレン様・・・」

「君はいい王妃になれると思うよ。君の笑顔は皆に幸せをもたらしてくれるだろうから。・・・僕も早く見つけないとね、君のようないい伴侶を」

「フィオナはやらんぞ。もう私のものだ」

リューイ様は少し怒ったようにアレン様に話すと、アレン様は肩をすくめ、「冗談だよ」と一言答えました。



「さ、冷めないうちに頂こう。今日も長旅になる、ちゃんと食べていってくれ」



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