琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
そよそよと花が風に揺れ、まるで私達を祝福してくれているようでした。
私は愛おしそうにお腹を見つめながらさするリューイ様の髪を撫で、今までの事を思い返します。

―――出会ってから、今までずっと私に愛をくれる人。
その愛は、今では私の中ではなくてはならないものになっていて。



これからも、この先も、私に愛をくれますか?
私をずっと愛してくれますか?

私もあなたを愛して、生きたい。
貴方を、これからも愛し続けていきたい。

そう、思うのです。




「リューイ様には感謝しています。貴方からの愛を毎日貰って、私は今とても満たされているんですもの。生まれるこの子にも沢山の愛で満たしてあげたい、そう思いますわ」


その言葉にリューイ様は満面の笑みを浮かべて私の顔を見上げ、そして私にキスをしながら静かに囁いたのでした。






「ああ、そうだな。これからもお腹いっぱいになるくらい、愛で満たしてやろう。
 
 ・・・・愛しているよ、フィオナ」
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