琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!


「リリアナ」

戸惑う私に、サイラス様は私の名前を呼びました。

久しぶりに聞く低い声。
その声にドキッと心が鳴ります。



「いや、」
「フィオナ・エリム・グラフォート伯爵令嬢様」


サイラス様の口から出た、私の本当の名前。


・・・・え?
どうして、私の名前を・・・?
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