帰り道




眠たい目をこすりながら階段を降り居間に行くとキャリアウーマンな母親が今にも仕事に行こうとしてるのかバッグを持って玄関に向かうところに遭遇した


「あら、凛。今日も早いのね」


「早いっていうか本当はこれが当たり前だからね」


あたしが苦笑いを浮かべて言うと化粧バッチリの母は対して興味もなさそうに軽く愛想笑いを浮かべた


「それもそうね。まぁサボるにしても成績だけは落とさないでよ。勉強をするなら私は何も言わないわ」


「はいはい」



朝から面白くない女


良いのは顔と頭だけ
あたしと同じ


考え方は違うけれど
性格の悪さならあの人似



世間体なんてあたしはどうでもいいけどな



昔はあの人に見て欲しくて褒めて欲しくて勉強を頑張ったときもあったな


今はもうどうでもいいんだけど



「じゃあ行ってくるわね。お金テーブルの上に置いてるから適当に食べてね」


「はーい」



適当に返事をして母が出ていったのを確認するとため息をこぼす
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