小さな恋の物語 *短編集*
 すると、洸くんは甘えたように私にすり寄ってきて「ありがとう、凛」、そう言ってくれた。




 ……私、洸くんを好きになれてよかったって心の底から思うよ。



 優しくて格好いい洸くんは当たり前みたいにモテるけど、私だけしか知らない洸くんがいる。大事に想ってくれてる。



 それに洸くんがいてくれるから毎日キラキラしてるんだよ?





「凛、好きだよ」



「うん、私も……」



 私はそっと洸くんの胸から顔を上げると私たちは引き寄せられるようにそっとキスをした……───。





                  *end*
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