裏ギフト
それはギフトに使われていた物とそっくりで、息を飲む。


「これ、侑里にプレゼントなんだ」


そう言い、箱を差し出してくる永遠。


「……犯人はお前か……」


あたしは永遠を睨みつける。


永遠は「え?」と、首を傾げた。


「ギフトじゃ効果がないから、直接動物の死体を持ってきたんだろう!!」


あたしはそう怒鳴り、ペン立てからカッターナイフを抜き取った。


「おい……侑里?」


永遠の顔がサッと青ざめる。


あたしはカッターの刃を出し、永遠へ向けて付き出した。


「あたしに恨みがあるなら直接言ってくればいいのに!」


「恨み? おい、一体何を言ってるんだ?」


永遠の手から箱が滑り落ち、永遠はその場に尻もちをついてしまった。


「しらばっくれるな!!」


あたしはそう怒鳴り、永遠の上に馬乗りになった。


「侑里、やめろ!!」


永遠が叫ぶ。


あたしは永遠の首へとカッターナイフを突き刺したのだった……。
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