裏ギフト
「あたしにギフトを送っていたのは……あなた自身だったの?」
そう聞くと、男はニヤリと口角を上げて笑った。
その笑顔に全身が燃えるように熱くなる。
「そうだよ、侑里ちゃん」
そう言い男は深くかぶった帽子を取った。
そこに立っていたのは……ひなたの彼氏、空君だったのだ。
あたしは脱力し、思わず笑みをこぼした。
これでわかった。
あの甘い香り、あたしも知っている香りは、イチゴのクレープの香りだ。
空君はクレープが好きで、イチゴ味を食べていた。
初からその香りがしたのは、単純に初がクレープを食べたからだろう。
「空君は……あたしになんの恨みがあったの?」
そう聞くと、空君は驚いたように目を見開いた。
「侑里ちゃんに恨み? あるわけないじゃないか」
そうだと思っていた。
空君はあたしに恨みなんてない。
そしてこの惹きつけられる強い思いは……あたしたち、元々同じだったんだ。
「このギフトは、あたしが喜ぶと思って?」
そう聞くと、空君は自信満々に頷き「そうだよ」と、答えた。
そう聞くと、男はニヤリと口角を上げて笑った。
その笑顔に全身が燃えるように熱くなる。
「そうだよ、侑里ちゃん」
そう言い男は深くかぶった帽子を取った。
そこに立っていたのは……ひなたの彼氏、空君だったのだ。
あたしは脱力し、思わず笑みをこぼした。
これでわかった。
あの甘い香り、あたしも知っている香りは、イチゴのクレープの香りだ。
空君はクレープが好きで、イチゴ味を食べていた。
初からその香りがしたのは、単純に初がクレープを食べたからだろう。
「空君は……あたしになんの恨みがあったの?」
そう聞くと、空君は驚いたように目を見開いた。
「侑里ちゃんに恨み? あるわけないじゃないか」
そうだと思っていた。
空君はあたしに恨みなんてない。
そしてこの惹きつけられる強い思いは……あたしたち、元々同じだったんだ。
「このギフトは、あたしが喜ぶと思って?」
そう聞くと、空君は自信満々に頷き「そうだよ」と、答えた。