きみはアイドル
*1:時が動き出す*

上手くいかない





〜side麻結




ーーーーー現在


「えぇっ?!4月から始まるコント番組のレギュラー…ですか?」




私、望月麻結は
今いる楽屋に響き渡るくらいの声で、そう叫んでいた。


すると、すかさず前からため息が。



「えぇっ?じゃないの。…全く…。もう決まった事なんだし、折角の仕事なんだからぐちぐち言わないで。いいわね。」



こう呆れたように言い捨てるのは私のマネージャーの浅井さん。


芸能活動は4歳の頃から始めたけれど…浅井さんは半年前に私のマネージャーになったばかりの人で、私にあたるのがやたらと厳しい。


前のマネージャーさんは優しかったし、初めからずっと付いてくれた人だから私の事もよく考えてくれてたのにな…




もちろん、浅井さんだって
色々考えがあるんだろうけど…



でも…



「私…来月から高校に通うのに…。」



思わず小さい声でそう呟いていた。



4月から芸能科のある高校に通うことになっているんだけど…



お仕事自体は舞台でいっぱいいっぱいなのに、
そこにレギュラー番組なんて…嬉しいけど、学校に行けなくなるんじゃ…

それにコント番組って…女優の仕事なのかな…
前のマネージャーさんは、子役から女優になるまでが大事だって
そればっかり言ってたから…不安だな…うぅ…





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