天敵なキミに恋をした




「違う。俺は本当に音楽なんか嫌いで!」



そういう相沢くんの表情は心なしか、悲しそうに見えた。




「大っ嫌いなんだよ……本当に。」




私はそんな相沢くんの手をギュッと握る。




「なんでそんなこと言うの……?なんで辛そうなの?好きなことやればいいじゃん。それの何がいけないことなの…」





すると相沢くんに振り払われる。





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