天敵なキミに恋をした

理性が飛ぶとき 朝山×美希編





【朝山 蓮side】



せっかく海に来たんだし、奏多と神崎ちゃんはふたりきりにしてやりてぇな。



最初はそんなことを思っていた。が、




「朝山先輩、その……一緒に泳ぎません?」



美希の上目遣いにそれどころじゃなくなったから気にしないでおこう。



まぁ、奏多なら無理やりにでもふたりきりになりそうだし……あとは、任せたぞ、河井。




河井 梨々香に全てを任せて美希についていく。



「でさ、そのパーカー脱がねえの?」




さっき、水着に着替えを済ませた。



だけど美希はずっとパーカーを着ているのだ。今から泳ぎに行くのに……




< 293 / 320 >

この作品をシェア

pagetop