今日も上からものを言う。





永瀬くんが私に冷たい視線を送る。



あ、やってしまった。





その冷たい視線のまま私に早くしろと言わんばかりに顎をクイッと動かす。







「はいはい、やりますよーだ」





顎で人を使うなんてどこぞの王様だよ。



しかも私は永瀬くんの彼女だよ?





彼女の扱いくらいもうちょっと優しくしてよね。




そう思いながらも、優ちゃんを見て手伝ってくれるかな、と視線を送ってみる。






けど、優ちゃんは一瞬私を見てすぐに逸らした。



優ちゃんもヒドイ!






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