今日も上からものを言う。





龍くんもあのままじゃきっと何していたか分からない。




すごい過保護だから心配してるんだろうけど。







「優ちゃん、ありがとね」



「お、おう……」





優ちゃんもきっと、私の気持ちを察して連れ出してくれたんだよね?



私がお礼を言うと、照れたように顔を伏せた優ちゃん。






龍くんを傷つけるとか、私にはありえないことなのにそんなことまで心配してくれてるんだもん。




優ちゃんも心配性だなぁ。






そんなことを思いながら、少し話をして家に帰った。








< 272 / 400 >

この作品をシェア

pagetop