今日も上からものを言う。
そんな時、授業開始のチャイムが鳴ったから優ちゃんは自分の席に戻って行った。
そしてさっきまで座っていた隣の席に龍くんが座る。
家も隣だったら席も隣なんだよね。
私の隣はいつも龍くんだった。
「どうした?」
思わずジッと見てしまい、優しく聞かれる。
龍くん、また焼けたなぁ。
でもそれはサッカーを毎日頑張っている証拠。
優しい笑顔は昔と変わらない。
「ううん、何でもないよ」
「あ、そういえば1年が会長に立候補してるんだって?」
「った……」