オレ様男子に愛されて。(下)


「ゆなぁー!
どんまいだよっ!」



授業が終わってから話しかけてきたのは、やっぱり親友のゆう。



なぐさめとか.....

もう、なんか余計悲しい.....



「まぁ、おばけ役なんかなかなかできるもんじゃないし!
楽しんでいこぉー!」



とか言いつつ、
ちゃっかりおばけ役はしたくない人として手を挙げたのはどなたでしたっけ?!

ゆうかさん?



私のちょいと怒ってる空気を感じ取ったのか、突然、



「ところでさー!
ゆな、最近、律くんといないよね?
気のせい?」


「あ.....」



そうだった。

この作戦は蒿くんと計画してきたから、親友のゆうには話してなかった!

いやー、でもなー。

話すべきかなー?

でも、ゆう、口軽いんだよねー.....



でも、親友だしっ!

話すか!



「実はね.....」
< 12 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop