狐と嫁と溺愛と
なんて恥ずかしいヤツ‼︎



大河さんに恥をかかせてしまったっ‼︎



これは呆れられると思った瞬間、頭の上にポンっと乗った手。



「本当にカワイイね、ナナちゃんは。お昼はラーメンでいい?」

「あっ、はい…」

「ナナちゃんがテクニシャンだったら、それはそれでおもしろいけどね?」

「なっ⁉︎」

「これから好きになればいいんだから。お互いに、ね?」



な、なんてできた男なんだ‼︎



これが大人の余裕なの?



あたしが子供だから?



変なこと考え過ぎてるだけ?



もう、いろんなことにいっぱいいっぱいで…泣きそうだよ…。



「ラーメンは何味がいい?俺はね、最近塩が好きなんだよね。オッサンだから?」

「こってり濃厚がいいです…」

「ははっ‼︎マジか…」

「ウソです…」

「なにむくれてんの?」

「大河さんは…大人だからわかりません…」

「じゃ、お子様ナナちゃん、塩ラーメンね」



全然釣り合ってないもん…。



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