ミルト
俺は少し
怖くなって目を伏せた。
姫喜は
黙っている。
何も応答かないので
不安になって顔を上げる。
すると
目の前に彼女の顔があった。
あまりの近さに
驚くがそれを隠すように目を反らした。
姫喜は
そんな俺の顔を持ち、目線を合わせた。
そして、
「当たり前でしょ」と大声で言った。
やはり
あまりにも顔の距離が近いので
照れる。
俺は顔が赤くなる前に
姫喜を押し離した。
「ほら、チャイムなるぞ」
姫喜は慌てたよいに
自分の席へ向かった。
俺は
机に突っ伏した。