殺人と笑顔と温もりと








僕は、溜息をついた







何度目だろう?

こうして立つことは

何度目だろう?

自分自身を恨んだのは





何度恨んでも

僕は僕を許せなかった

何度考えても

僕は死ぬことなど出来なかった





首を絞めようとロープを買った

上手く輪が出来なくて終わった

自分の不器用さを恨んだ



海に入って入水自殺を試みた

それから1週間台風が襲った

自分の運の悪さを呪った



灯油を撒いて火を点けようとした

台風の影響で火は燃え広がらなかった

自分を生かそうとする誰かを殺したくなった






…もしかして目の前の男がそうなのか?

目の前のコイツが

僕を生かそうとしているのか?








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