殺人と笑顔と温もりと







色々考えて

結局止めた

空(むな)しくなるだけだから




食べるものがないので

あたしは外へ出掛けた

久しぶりの外

雪が降りそうな鉛色の空が

眩しく思えた





アパートの階段を下りて

近くのスーパーへ向かう

本当便利だと思う








買い物を終え

帰る途中

沢山(たくさん)の人が

1軒の家の前に集まっていた

警察もいる




ドラマで見た光景と

一緒だった

何か事件でもあったのだろうか




立ち止まって

人混みをぼんやり眺めていると

いきなり肩を叩かれた







< 24 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop