殺人と笑顔と温もりと






辛くって

辛くって

苦しくって

苦しくって




耳を塞いでも

聞こえてしまって





嫌だから

ドアノブに手をかけた

だけど無駄だって知る




行く場所がない

孤独なんだから

頼れる人なんていない

孤独を癒す人なんて

あたしにはいないの





「誰かっ……」




孤独という大きな闇に

あたしは耐えきれない

誰か守ってよ

誰か温もりを頂戴よ






「死にたいっ……」





誰か

あたしを殺して







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