まだ本当の恋を知らない
翌朝出勤すると部長はもう仕事をしていた。

「おはようございます。昨日は途中で帰ってすみませんでした。これから直ぐ作成しますので。」

アタマを下げる私を見上げ、じっと見つめる部長。

「なんですか?」

見つめられ顔が熱くなるのを止められない。

「泣いたのか?目が赤い。」

答えれない私を見透かすように見ると

「まあ、後でゆっくりだな。
河瀬、今日はその資料が出来たら、外回りに出るぞ。
直帰にしとけ。」

そう告げるとパソコンの方へと目をむけた。
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