まだ本当の恋を知らない
部長の部屋の扉の前。

軽すぎたかと、自分に恥ずかしくなる。

「やっぱり…」

入る足を止めてしまった。

「ここまで来てびびんなよ

軽い気持ちで連れて来てねーぞ。」

真剣な眼差しで私を見つめる部長。

この扉の先にあるのは…

すーっと息を吸い部長を見上げる。

柔らかな優しい微笑みで見つめ返してくれる。

この表情にどきゅんと撃ち抜かれる。

だめだ…離れたくない…

うつむきながら部長のスーツの裾をそっと握る。

部長は私の頭をぽんぽん撫でながらおでこにそっと唇をあてた。

「かわいいじゃん、もう離したくないな。
覚悟して入ってくれよ、もう止めねーからな。」

すっと離れ鍵をあけ案内してくれた。

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