冴えない彼はメガネを外すとキス魔になります!


「でもそれが好きとか、そう言うのなのかって。わからない。」

わからない…わかりたくないのかな。



「考えるより、自分の気持ちに正直になったら?
あんな風に他の女の子が進藤の周りにいて感じた今の自分の気持ち。」


今までどちらかというと地味に見えていた進藤を、まったく相手にしていなかった女子たちが、
メガネを外したらイケメン。
しかも運動神経も良いとわかったら手のひらを返したように群がっている。


「…複雑かも。」



「でしょ?
進藤の見た目だけで寄ってくる女と私は違うって思ってるでしょう?
私達は進藤の人柄で仲良くなっていたのに、あんな姿を見ると私だってイラっとするもん。」



「でも進藤から何か言われた訳じゃないし。」


「それが鈍感って言うの。
あんたね、進藤の夏希好き好きオーラ、見えてないの?」


「少しは…わかるかな…」


「じゃあさ、ちゃんと考えなさい。」


そう言って、今日子は私がお弁当を配布している途中だったと気が付き、背中を押して仕事を再開させてくれた。


そんな事、言われても…
私は進藤が好き?
好きだからエッチまでしたの?
いや、あれはお酒の力に流されてしまった…
というのも、どこかで逃げようとしている言い訳なのかな。





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