ふたつ手と手
「ただいまぁ〜」

ソゥっと扉を開けて入る部屋には、電気が付いてて、

「おかえりぃ〜」

愛しい人が出迎えてくれる。

「うちの天使は?」

「さっきやっと寝てくれた!今、添い寝から離れたとこ…」

「お疲れさん♪咲樹」

「淳大こそ♪早く帰って来てくれてありがとう♪」

君が俺にくれるキスはまた特別。
見つめた君が恥ずかしそうに目を反らして離れるから、腕を引いて抱き締める。
抱き締め返してくれる誰よりも大事な君の、この温もりに感謝…天使に会わせてくれた君と、

俺の天使は…

自分よりも大切な存在…
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