幼なじみが私の彼氏になりました


「天宮さん」





「え?」





廊下を通っていたら知らない先輩に話しかけられた。






この人は確か…






あ!





サッカー部のキャプテンの人だ。






第一印象は背高のっぽ。






そんな人がなぜ私に?






てかなんで私の名前を?






「今いいかな」






「え…はい…」






あれ、いつもなら隣に緑がいるのに今日はいない。






「俺さ、天宮さんの事が好きみたい」






「は…え?」






い、今なんと?






「冗談じゃないよ。普通に本気」







「あの…なんで…」






正直関わったこともないし、






たまに見るとしたら本当たまにで、放課後空を待ってる時に屋上で見るって言うか…






空とよく競い合っているような…






「一目惚れ…かな」

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