サヨナラの向こう側
私は、友達も少ないし、目立たない生徒だ。


高校も、大学付属で家から乗り換えなしで行けるから決めた。


周りの子は、アイドルや俳優に夢中だったり、カラオケで盛り上がったり、バイトしてたり、彼氏や彼女とラブラブだったり。


私には、趣味といえるものもなければ、特技もない。



好きな人もいなかったし、付き合った人もいなかった。



高1は、何も特別なことはなく、ただ平凡な毎日を過ごしていた。



でも、高2の始業式から、私は変わった。



まるで、モノトーンの風景に、華やかな色がついたみたいに。


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