サヨナラの向こう側
公園に行くと、千広がベンチに座ってた。



「千広!」


「おせーよ、美久」


「ごめんね、思いっきり部屋着だったから」


「部屋着ってなんだよ、ボロボロのTシャツとかか?」


「まぁ、そんなとこかな」


「いまのカッコは、まだましだな」


「なによそれ、ちょっとは気にして、お気に入りの服着てきたのに」


「あっそ」


「で、話ってなに?」


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