恋するオオカミ
▪▪昼休みの校庭▪▪

『いくぞ!!如月!!!』

『うっしゃあ!来いやぁ!』

橘「元気だな〜。」

光「ほんまやな〜。」

暁「……。」ウトウト…

光「なんや?また眠いんか。」

橘「眠いんなら教室行って寝てこいよ。」

食べた後だから……眠い……。

暁「ここの方が……落ち着く……。」

光「ほんまに呑気なやっちゃなぁ〜。」

暁「……橘。肩借りる。」トスッ…

橘「はぁ!?ここで寝るなよっ!」

暁「スー……スー……。」Zzz

橘「……寝んの早っ。」

光「まぁまだ、入って初日やもんなぁ。うちのクラスは変な奴ばっかしやから、疲れるのもしゃーないわ。寝かせてやりい。」

橘「……それにしても……こいつ……。」

光「ん?なんや。暁がどした?」

橘「いやさ。さっき体育だったじゃん?その時見たんだけどよ……。」

光「どしたんや?」

橘「こいつ……身体にすげぇ数の傷あったんだよ。」

光「傷?なんの傷かいな?」

橘「いや……分かんねぇけど……。一番すごかったのは、なんかデケェ動物の引っかき傷みたいなのがあった。」

光「っ……おっかない事言うなや。冗談にもほどがあるやろ。」

橘「マジだってマジ。……んでさ、一回聞いてみたんだけどよ……。時間なくて聞けなかったわ。」

光「……そうか。……起きたら聞いてみるってのは、どうや?」

橘「そんな気まずい事聞けるかよっ!まだ1日しか会ったことのない奴にっ!」

光「距離を縮めると思えばええやろぉ!そう難しい事やないで?」

橘「俺はシャイなのっ!悪かったなっ!」

光「男ならガツンと言うてやれやぁ!根性無し!」

橘「だったらお前が聞けよっ!」

暁「……む〜…………。」ズルッ…

橘「どわっ!……危ね〜。落とすとこだった……こんだけうるさくしてて起きねぇとはな。」

光「ははっww。橘君の膝でよ〜気持ちよさそうに寝とるなぁwww。」クスクス

橘「あ〜……ほんとマイペースだな暁は。」


キーンコーン カーンコーン……


橘「あっ!やべぇ!時間!」

光「おいっ!暁っ!はよ起きい!授業始まってまう!」ユサユサ

暁「ん〜…………分かった……。」ウトウト…

橘「ほら行くぞっ!!早く早く!!」ダッ…

光「行くでっ!」ダッ…

暁「ん〜……。」タッ…
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