恋するオオカミ

鋭い質問

▪▪物理研究室▪▪

蛍「あ〜……。死ぬかと思ったぁ……。」

橘「いよっす〜！如月ぃ、先生のお説教はどうだった？」ﾆﾔﾆﾔ

蛍「相変わらず厳しいなぁ。おかげで課題出されたわぁ。」

光「ほうほう？何出されたん？」ﾆﾔﾆﾔ

蛍「……今日の授業のとこ、もう一回ノートにまとめてこいってさ。寝てたから分かんねぇって！！」

暁「……ノート、貸すか？俺のやつ、一応板書全部書いてあるぞ。」

蛍「マジかよっ！サンキュー！」

光「……なぁ橘？」ﾎﾞｿｯ

橘「なんだい？大橋。」ﾎﾞｿｯ

光「暁のやつ、蛍ちゃんに優しすぎとちゃうか？」ﾎﾞｿｯ

橘「……この展開は……まさかなぁw？」ﾎﾞｿｯ

光「いや、ありえるかもやでぇw。」

暁「なにコソコソ話してるんだ？」

光「いんやぁ？べっつにぃ？」ﾆﾔﾆﾔ

橘「なんでもねぇよぉ？」ﾆﾔﾆﾔ

暁「……？」

蛍「そういや、なんでお前らここにいるんだ？」

光「暁が呼ばれたから付き添いやで。」

蛍「何？暁……なんかしたか？」

暁「……橘と同じ事言ってるぞ。工藤先生に呼ばれるイコール怒られるとは限らないだろ。」

光「そうやで？お前らが怒られ過ぎなん……。」

ｶﾞﾗﾗ……

工「全く……その通りですよ。」

蛍「うおっ！……先生。」

工「おや暁君。もう来ていましたか。では、中へどうぞ。」

暁「あ……失礼します。」ｶﾞﾗﾗ…

光「……どうする？待っとる？」

橘「……話、聞こえるかな……。」ﾋﾟﾄｯ

光「おいおい。盗み聞きはマズイんとちゃう？」ﾎﾞｿｯ

蛍「……。」ﾋﾟﾄｯ

光「蛍ちゃんもかいな！？」

蛍「シッ！……静かに……。」

光「はぁ……。」

光『まぁ、俺も聞くけど……。』ﾋﾟﾄｯ