恋するオオカミ
▪▪古典の授業▪▪

平「……君?暁君……起きてください。」ユサユサ

暁「……んっ…………ん?」パチッ

平「授業ですよ。」ニコッ

暁「……あ……はい。……サーセン。」ペコッ

平「うんうん。眠い時間帯だけど、頑張ってね。」

暁「……はい。」

この古典担当の先生は、平川先生。髪をひとつまとめにした先生で、とっても優しい女性の先生だ。言うまでもなく、男子からも女子からも大人気だ。あだ名は、『みんなのお母さん』。平川ママと呼ばれてる。

平「それじゃあ再開しましょうか。この作品は……。」

……この人の授業は、分かりやすいんだが……。眠くなる……。先生が優しすぎるんだな……。

?「暁。また寝るんじゃねぇぞw。」ボソッ

暁「……分かってる。」

こいつは……

?「いくら平ちゃんが優しいからって甘えちゃあかんで。自立せんとなぁ。」

今現在隣にいるやつは、大橋 光秀。三重出身のやつで、関西人らしいやつだ。

光「確かに平ちゃんの授業は、ちぃとユルすぎるけどなぁ。早うノート書かんと、消されてまうで。」

暁「あ……悪い。」

光「……謝ってばっかじゃあ、損するで?」

暁「……?」

光「いんや、なんでもねぇよ。」

大橋は、変な奴と言うより……謎が多いやつって感じがするな。何を考えてるのか分からない。一見ヘラヘラしてる様に見えるが、しっかりしている。面倒見のよいお兄ちゃんって感じだ。

▪▪休み時間▪▪

光「暁ぃ〜?古典の授業、また寝とったやろ〜。ノート、悲惨なことになっとるでぇww?」

暁「……。」

……色んなとこに線が……睡魔には勝てなかったんだな。

光「ほな、ノート貸してやろか?今度提出やったやろ。それで出しちゃあ、平ちゃんが泣くで。」

暁「悪い。サンキュー。」

橘「あーー。数学だるかったぁー。」グデー

暁「お疲れ。」

光「お疲れちゃん♪理系のやつは大変やなぁ。」

橘「ほんとだよ〜。……あれ?如月は?」

光「あぁ。蛍ちゃんなら、机で爆睡中やでw。俺の机でなぁw。」

橘「だからお前ここにいんのかww。」

光「あんなにぐっすり寝てて、起こすのもなんか悪いやろ?だから、昼休みになったら椅子引いて落としたるw。」

橘「優しいのか優しくないのかww。」

光「なに言うとんねんw。俺は真っ白で純粋な心の持ち主やでぇww?」

橘「嘘つけww。」

暁「……ノート。写し終わった。ありがとうな。」

光「おおきに♪じゃあそろそろ落とすかww。」

橘「あっ、俺も参加するぜww!」
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