恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
その後、朝御飯を食べた後。


「ねぇ、晴れたから海行こう、海!」


「シーちゃん、元気だね」


「俺も海に行きたい」


「私も!」


皆で騒いでいるとカナ兄が


「先ずは、着替えて、日焼け止め
塗ってから外に出た方が良いぞ」


「やった! 海!!
幸来さん、着替えに行きましょう」


「うん。
ちょっと待って、雫ちゃん」


シーちゃんと幸来ちゃん。

いつの間にあんなに仲良く。


「水着買いに一緒に出掛けて仲良くなった
らしいぞ」


「ちょっ、人の心読まないでよ」


「聖は、分かりやすいからな。

俺達も着替えようぜ」







        海へ


これこそ、

青い海、青い空、煌めく太陽だ!




そして、


「幸来さん、こっちですよ」
 

「恥ずかしいよ」 


「何言ってるんですか、今更」


「ほら」


幸来ちゃんが目の前に。


「どうかな?」


青の水着に水玉模様。

フリルもついてる。


可愛い!!


よりもなんか、ヤバイ!



「聖君、変かな」


「ううん、可愛い、凄く可愛い!」


「良かった」




「あの郁磨さん、私、どうですか?」


「紫って所が大人ぽさが出てて良い」


「本当ですか!」


「うん」




「幸来さん、海、行きましょう」


「あっ、うん」


二人は海に走っていった。


「はぁ」


「なんだ、聖、勃ったか」


「そ、そんなわけ」


いっくんのバカ!!


「じゃあ何だよ」


「楽しんでるでしょ」


「おー、よく分かったな

恥ずかしがりながら、どうって
聞いてくる可愛さったらないよな。

何か、良いもんみた」


「ドS」


「今に、始まったことじゃないだろ」


まぁ、そうだけど…。


「さて、俺らも海へダイブだ」


「うん」


「しかし、聖、真っ白だな。

色素が薄いのは分かるけど、日焼けとか
したことあったけ」


「いや、ただ、肌が赤くなるだけ」

 
「それに、見るからにひょろい。
ちゃんと飯食わないからそうなるんだよ」


「そういう、いっくんは、いつ鍛えて
たの」


「言うわけねぇだろ、ほら、行くぞ」



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