便利屋倶楽部



御崎野先輩の黒い笑みに困惑していると、もう片方の肩に相良先輩が手を乗せてきた



………かつあげされてる気分だ…



「その爽やか系の顔と無頓着で鈍い性格のせいでモテてはいたけど気づかず。


でもそんな所がさらに人気を集めてる、かぁ…罪な男だね~」



「!?」



なんだそれ!?



「情報提供者は君のすぐ近くにいるんだよ~」



「なっ…」



バッと白滝の方を見るがまだ目を閉じて気絶中。


「あ、白滝君じゃないよ~?」



その言葉に、まぁ、あの白滝にそんな役目を上手くこなせるわけがないと変に納得した。



って今はこんなことどうでもいい。



この状況をどうすればいいんだよ…




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