吉原遊郭
吉菊屋玉響
しゃん…しゃん





男「吉菊屋〜!!玉響花魁〜!!」





鈴のなる音と男の活気のいい呼び声


それにつられて集まる見物人





女「吉菊屋の玉響花魁の道中だって!見に行こう!」


男「そりゃ本当かい!こりゃあ運がいい!行こう」



たくさんの見物人が玉響と聞いて我先にと集まる





カラカラ…カラカラ…





そんな騒ぎの中一人の女が外八文字を踏みながら悠々と進む



整った顔に艶やかな着物、緩めに縛った前帯

時折見え隠れする白い脚

真っ直ぐ前を見る眼




皆がため息をつくほどの花魁


吉菊屋玉響
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:1

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop