日暈 〜halo〜
私の指定席は、父の膝の上。



大好きな父が、守ってくれる。



母は、父の言うことには逆らえない。

「おい!」の一言で

全て母は父の言いなりだ。



そんな父が、ひかりのかたきを

とってくれているような気がして嬉しかった。



でもその時間も、長くは続かない。



また朝を迎えると

檻の中の生活が始まるのだ。



ひとつ屋根の下で起きている事実。


誰も助けてくれない。

誰も気付いてくれない。


沢山SOS出してるのにね。
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