もっと、君に恋していいですか?
しばらく経ってようやく客足が落ち着いた頃、スタッフは交代で10分ずつ休憩を取る事になった。

「卯月さん、休憩して下さい。」

薫はサービスルームを覗き込むようにして時計を見る。

「いや、私はもうすぐ本社に戻る時間だから。みんなの休憩が終わるまで外見てるから、みんな行って。」

「え?全員ですか?!」

「うん、早く。もし無理なら呼ぶから。」

「ハ、ハイ…。」

驚きを隠せない様子で休憩に入ったスタッフたちは、サービスルームの2階にあるオフィスで冷たい麦茶を飲みながら、グランドに一人残った薫の様子をブラインドの隙間から見ていた。

「あっ…入ってきましたよ。」

「まぁ、1台は余裕だろ。」

スタッフ全員で、接客にあたる薫の様子を見ていると、続けて2台の車が入って来た。

「卯月さんなら、3台くらいはまだ余裕か?」

「何台くらいで呼ぶか、試してみようか。」



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