告白しましょう♪

2話

「私、涼のことなんて好きじゃないんだからっっ!」まただ。上手く言えなかった。
今年は、2人で夏祭り行きたかったのに...
OK?美紀、夏祭りに誘うだけ。そのぐらい私にだってできるはず!せめて、告白はできなくても...
翌日
「お...おはよう.......」
「おう」
今よ!美紀頑張るの!
「今週の...夏祭りに...............夏祭りがあるんだってねぇー。」
言えなかった。ていうか、今の会話不自然だよね?うわぁーー。よし、もう1回。
「今週の夏祭り...いっ...イカ焼きが売ってるんだって。」なんだこれ?ごまかせてない!うぅ。
「美紀今日どうした?ねつでもあるのか?」涼の右手が私のひたいに触れた。「え?」あ~!熱っ熱を計ってるんだね?でもドキドキでなかったはずの熱だって...
「わりぃ。俺の方が熱あるみてぃ。」
涼が顔を赤らめている。
今だ!夏祭りに涼を誘おう。
「あのね。今週に...夏祭りがあるの.................................いっ、一緒に行かない?」
...
「...ごめん。その日は兄の結婚式で、いけない。本当ごめん」
あぁ。失敗した。
「ううん。だ、大丈夫...。急にごめんね」
「じゃあ、これだけだから...バイバイ」
「お、おぅ。」
結婚式じゃあ仕方ないよね。
家で泣き出してしまった。
「私、わがままだなぁ。」

お祭り当日
「はぁ。しょうがないよね?」
家で1人、しょぼくれていた...
でも、少し1人でもお祭りのぞいてみようかな?
「ママー!ちょっとお祭りのぞいてみる。」
「わぁ。やっぱりお祭り賑わってるなぁ」
「あれ?」涙がこぼれ落ちた...
「...や、やっぱり涼と来たかったなぁ」
ピロン♪
「メ...メール?涼からだ」
『美紀。ごめん!今から、お祭りいける?
やっぱり美紀とお祭り行きたくて...結婚式抜け出してきちゃった。どこにいる』
「えっ...」
へっ、返信しないと
『えっ!抜け出してきて大丈夫なの?お兄さんの大切な結婚式だよね?でも...いけるなら、いきたいかも』
ピロン♪
『大丈夫だよ!美紀見つけた!今、いく』
「えっどこ?涼いるの?」
でもいいのかな?結婚式ってすごい大切な...
「よっ!美紀遅くなってごめんな」
「でも...本当にきて良かったの...?」
「あー...。兄貴に、俺の好きな人にお祭り誘われてるんだけどいってもいいかな?って言ったら、さっさと行け!結婚式そいつと開くんだろ?だったら別に俺の結婚式わざわざ見る必要ないんじゃね。だって今から、お前の将来のお嫁さんに告白しにいくんだろ。ほら、さっさと行け!!!っていわれちゃって...」顔を真っ赤にして涼が話している。なんか照れくさいけど、これって私告白されてるって思っていいんだよね?
「私も...」
言うんだ!美紀。
「私も涼のこと..........................す、好き!」
言えた。でも恥ずかしい...
涼は、頭をかきながらずーっと照れくさそうにしている。
っと涼が私の手を握ってきた。
えっ!恥ずかしい。でも...嬉しいな。
「美紀!遅くなってごめんな。今からでもお祭り回ろう。」
「うん!」

これは、恥ずかしがり屋の美紀とちょっとバカな涼の2人の物語。ある夏の日。あなたも少し勇気を出して!きっと素敵な出会いが訪れることでしょう。
            Fin
(私は、いつになったら春がくるのか...次回はリクエストがあればリクエストのお話を!なければ先生と生徒のお話をかこうと思います!!!最後に一言。リア充爆発しろ!ではではまた3話で会いましょう。)
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