あなたのお悩み解決します~お助け倶楽部の事件簿~
「ちょ、待って。待ってよ!」

足が長いのかスタスタと歩いてゆくのに追いつくのが精いっぱい。

「ど、どこに行くんですかっ!?」

必死で追いかける私に、歩きながら涼はこっちを見た。

また、あの不思議そうな顔をしている。

「どこへ、って、決まってるだろ」

「へ?」

「部室」

「部室?」

階段をおりて、どんどん進んでゆく後ろ姿。


なに、これ?


なに、この展開?
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