淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~



「……へー

今日は結構いるんだねー♪」

ニコニコ顔の海


「元気だなー…」

どうでも良さそうな相楽



挨拶に平然とした顔でコメントする







「……帰る」





今度は声が届いたみたいで



「は??」


相楽に驚いた顔を向けられた




………




「帰りたいの



もう出るわ」





クルリと方向回転した私の体を止めたのはまたしても海



「ダメだよっ!

なんのためにここに来たと思ってるの!?」
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