大人の恋は甘いのですか?
「やっぱりエイジンさんお金持ちじゃないですか?」

「あ!これ親父のマンション!親父が5年前ぐらいに知り合いの
不動産屋から買ってくれって頼まれたんだって!

で!買ってから誰も住んでなかったんだけど・・・・俺が東京に来る
ことになったから親父がとりあえず住んでろって、言ってくれてさ!

こっち来てからずっと親父に頼りっぱなしで情けないんだけどさ!」

「お父さん、お金持ちなんですね!」

「ま!そんなとこかな!?

で!ゆみちゃん!悪いんだけど・・・このまま俺の車で帰ってくれない!?

ホントはどこか歩いて行けるとこで珈琲でも飲んで、酔いが覚めたら送って
こうと思ってたんだけどさ・・・・

今すっごい睡魔に襲われてて・・・・昨日あんまり寝てなくてさ!」


と!


「昨日何かあったんですか?」とついつい心配になって聞いてしまった!


「昨日会社の資料持って帰って来て、見てたら目が冴えちゃってさ!
寝たの3時過ぎだったんだ!

ゆみちゃんのアパート、お客さん用の駐車スペースあるって言ってた
もんね!

明日自転車乗って取りに行くからさ!で、今日の公園まで行って、一緒に
トレーニングでもする!?」



と、明日の約束をしてエイジンさんに見送られて・・・・そのまま
来た道を引き返す

今日はそんな道も混んでないし・・・実家から車運転して帰ってきた
ことあるけどね!


なんか・・・この信じられない状況に戸惑いつつ・・・車を走らせる
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