ツレない彼の愛し方【番外編追加】


「わ、わ、響さん、おめでとう!!!!!」

そう言って、省吾が響に抱きついていた。
すると今度は姉さんに引きはがされる。



「省ちゃん、邪魔しない!隆ちゃん、二人で少し話をして来なさい。その後にお父さんにはこれから今後の二人の事を、きちんと話しなさい」



「そうします。お父さん、少し待っていて下さい」



「う、うん。えっと、今わかってるのは隆ちゃんはそのお嬢さん…響ちゃんとおっしゃったかな?その響ちゃんが好きで、響ちゃんのお腹には隆ちゃんの赤ちゃんがいて・・・え~~~~~隆ちゃんに赤ちゃん!?わ、わ!」



「あなた、血圧が上がるから興奮しないで」



「だって、だって、嬉しいんだよ~~~~」


そんな父さんの興奮は当分収まらないだろう。
母さんと姉さんがなだめている間に話して来なさいと俺たちは二人で話をするために、まだキレイに整えられている自分の部屋に響を連れて行った。
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