ツレない彼の愛し方【番外編追加】
03


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「美咲ちゃん、これ、ちょっと露出し過ぎじゃない?」


私は着慣れないパーティドレスの胸元を手で隠しながらタクシーで移動している。
今夜は早瀬デザイン事務所がずっと手がけていたレストランのプレオープンパーティ。
このパーティのディレクションを担当したのが早瀬隆之介。
そのパーティに私達は招待された。


走るタクシーの中には4人。
岡野は助手席から後部座席に座っている私と美咲ちゃんを上から下まで眺めながら、


「近藤は予想通りだけど、響は驚きだね。なぁ、朽木もそう思わない?!」


と、珍しいものでも見るかのようにクスクス笑ってる。


「すごくキレイです」

と朽木も目をまんまるにして私を見ている。


「なに言ってるんですか?どちらかと言うと控えめで地味です。これでも妥協して選んだんですよ!」


という美咲ちゃんはほんわかした水色の膝上ミディアム丈。
可愛らしくて品があるのに、ホルダーネックで支えてる胸元がセクシー。
美咲ちゃんは日頃から女子力が高いから、こう言う時に自分の魅力をしっかりと表現できるんだなと感心してしまう。


私はと言うと…


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