サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

『いいよ。明日見せあいっこしよう(^_^)v
横で見ていた卯月から伝言。
今度一緒にプリクラ撮ろうってさ。
俺は?と言ったら
おまけ扱いされた……酷い』

「……ぷっ。フフッ……』

思わず噴き出してしまった。

おまけ扱い……卯月ちゃん。

何気にお兄ちゃんに対して
酷いけど仲がいいのが分かる。

可愛い……。

『はい。私も卯月ちゃんとプリクラ撮りたいです。
一緒に撮りに行きましょうと
お伝え下さい(^_^)v』と送信。

すぐに返事が来るけど

『俺は?』と書かれてあった。

あっ……。

『忘れてました(>_<)』

そうしたらガーン!!と鳴っている
スタンプが届いた。

ガーンって……睦月君。
可愛い……。

もうLINEを送りながら
ニヤニヤが止まらなかった。

睦月君は、本当に普段は、クールというか
無口、無表情で話さない人だけど
LINEの中の睦月君は、面白くてちょっと
お茶目な人だった。

私は、睦月君を知れば知るほど
好きになっていった。

早く……明日にならないかな。

そう思いながら目を閉じた。

< 152 / 262 >

この作品をシェア

pagetop