サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
「ちょっと咲良!?」
美守は、驚いたように私の名を呼んだ。
「わ、私あまり食欲ないから…その…どうぞ」
恥ずかしい…。
両手がプルプルと震え上がる。
皆驚いて何も言わない。
もしかして引かれた?
もしそうなら、なんて
恥ずかしい事をしてしまったんだ。
出したお弁当をどう引っ込めよう。
泣きたい気持ちになった瞬間
睦月君が私の頭をポンポンと撫でてきた。
えっ?
驚いて彼を見つめた。
すると金本君が
「ありがとうだってさ
だが、さすがに咲良ちゃんの弁当を
あげるのもなぁ~仕方がない。
俺のも分けてやるよ」
「そうだな。俺のも分けてやるよ」
次から次へと睦月君に
お弁当を分けてあげる男性生徒達。
あれ…何だかいい風にまとまった。
それに…ソッと撫でてくれた頭を触れた。
頭撫でられてしまった…。
心臓がドキドキと高鳴ってしまう。
「………。」
それを面白く無さそうに見つめる
美守を私は、知らなかった。
すると篠田君が思い出したかのように
「そういえばさ。
お前ら何の部活入るか決めたか?」と尋ねてきた。
部活か…。
入学直前まで色々と候補している部活がある。
ただどれにするか絞れてないけど…どうしよう。
睦月君は、何に入るのだろう?