サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
「でも…私なんかを利用したって得なんて」
納得しても利用価値なんて
私にあるのだろうか?
「あんた…気づかないの?
クラスの女子の中でも睦月君だっけ?
彼とその友達と仲良くなっているのは、
咲良だけよ!」
舞香にそう言われハッとする。
そういえば…私ぐらいかも知れない。
睦月君達に早くから話しているの。
「彼や彼の周りの人と仲良くなっておくと
色々協力してくれたり、きっかけ作りになるから
ある意味得なのよ。
つまり彼らに近づくきっかけ作りに
利用されたってわけ。
悪い事は、言わないから
その子とあまり関わらない方がいいわよ!」
そう忠告される。
「……うん。」
返事をしたものの…悩んでいた。
関わらないと言われても
初めてクラスで声をかけてくれた子だ。
凄く嬉しかった。
だから、本当は…もっと仲良くなりたい。
利用とかではなく友達として接して欲しい。
そう思う事は、いけない事…?
私は、しゅんと落ち込んでしまった。
「咲良…私は、あんたが心配だわ。
お人好しってぐらいに素直でドジだから
変な人に巻き込まれないか」
「……うん。」
心配してくれる舞香には、言えないけど
翌日。
学校に行くと美守が私に話しかけてきた。
「おはよ~咲良」
ビクッと肩が震えた。
「お、おはよう」
昨日の舞香の言葉にドキッとさせられた。